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3.11 35時間のドキュメント その3
- 2011/03/25(Fri) -
文章從這裡
 
前の記事のつづきです
 
 
急いで前方に目を戻すと前の白い車が迫ってきました。
 
思いっきりブレーキを踏み込みました。
あと数センチと言うところで止まりました。
 
今、ママがすることは安全運転。
こんなところで事故を起こす訳にはいきません。
 
チェリーちゃんを無事に家に送り届けなきゃ!。
 
わき見運転を反省してここから慎重になりました。
 
途中でどこかに車を止めて寝てから帰ろうかとも思いましたが気温が低くエンジンを止めて寝るのは寒いし、
エンジンをかけて暖房を点けたまま寝るのは危ないので
時間がかかっても走って帰ることにしました。
 
それに次の日はチェリーちゃんが仕事で午前9時までに
職場に行かなくてはいけません。
 
その時はママががんばればなんとか間に合うと
思っていました。
 
 
袖ヶ浦からはまた海沿いの道で車の列は
1時間に50メートルくらいしか動きません。
 
 
蘇我と言う町に入りました。
 
道の両側に住友化成の生垣が延々と続きます。
 
真っ暗でコンビ二もない大渋滞の道。
 
見えるのは広い敷地の奥のほうの工場の灯りだけ。
 
たまにある信号が5回、6回と変わっても
車は1センチも動きません。
 
いつまで経っても蘇我。
 
このころ、やっとメールが繋がるようになって
東京の様子がわかってきました。
 
チェリーちゃんは家族と連絡がとれて家の中が
落ちた食器で散乱していることがわかりました。
 
ママには九州に住む叔母からメール。
 
宮城県にたくさんいる親戚の一人、
仙台市若林区に住む叔母の家が全壊とのこと。
他の親戚とは連絡がとれてないのだと思いました。
 
車に付いているテレビを点けると
家を焼き尽くす火の海が見えました。
 
何度も揺れを感じ、
携帯からは緊急地震速報のエリアメールの音が度々鳴る中、後ろからサイレンの音が聞こえてきました。
 
パトカーが先導して「大型消防車両が10台通ります。
道をあけてください」と放送。
 
コンビナートの火災現場が近いのを感じました。
 
そのため何時間もかけて迂回させられて
ガソリンスタンド以来、やっとコンビ二がありました。
 
12日の午前2時。
 
立ち並ぶ住宅の間から
大きな炎が上がってるのが見えました。
 
コンビ二は駐車場に入るのも渋滞、
トイレも渋滞、
お店の中にはパンやお弁当はほとんどありませんでした。
 
でもチェリーちゃんが買って来てくれた
ママが食べやすいおにぎりとお茶で夕飯。
 
行きに太巻きを買っていましたが
何かを口にすることも忘れていました。
 
11時間ぶりの食事。

少し落ち着き出発しましたが大渋滞は変わりません。
 
 
空が白々として明るくなってきました。
 
そのころママの家族とも連絡がとれました。
 
 
陽が昇ると動かない車の中から人が出てきて
伸びをしたりタバコを吸ったりしているのが見えました。
 
 みんな疲れているんだな~と見ていると
チェリーちゃんが朝食におみやげに買った
「太巻きとかまぼこを食べよう」と言いました。
 
食欲はないし、太巻きはママには持ちにくく
車の中では食べられるかな?と思っていたら、
「食べなきゃダメよ」と
ママの口に入れて食べさせてくれました。
 
明るくなり少し安心でしたがお腹がいっぱいになると
今度は眠さとの戦いでした。
 
 車も動いていれば目も覚めていますが
止まっていると睡魔が襲ってきます。
 
ブレーキとアクセルを踏み間違える事故が多いので
止まっている時はサイドブレーキをかけて
ギアはニュートラルにしていました。
 
 足首にもお尻にも負担が来ていました。
 
 
眠くならないためと時間を少しでも稼ぐために
ナビが示している道路と平行に走っている脇の道を
走ればいいと思いつき、
行ってみると同じ考えの車が何台もいましたが
早く進むことが出来ました。
 
 
ブロ友さんが記事で紹介してくれた谷津駅を通ると
 
満員の電車が走っているのが見えました。
 
電車が動き始めているのがわかりました。
 
わき道を走ると被害の状況がわかり塀が倒れている家や
 
道路が液状化現象のところもありました。
 
 
 次に休憩したコンビ二では
食べ物はお弁当、パンはもちろんおでんや肉まんなどもなくカップラーメンが数個残っているだけ。
 
「代わりになるものはいくらでもあるよね」と言う
チェリーちゃんの考えの下に
飲み物とクッキーおせんべ、プリンで
かつてない豪華なランチになりました。
 
 
 幕張を過ぎ
 

 
 
東京に入ったのが午後2時近く、
都内の渋滞はすっかり解消していました。
 
高速道路も通行可能になっていましたが
「江戸川を超えたら環八を右折して」と言う
メールが来ていました。
 
が、朦朧とした頭で運転していたので
通り過ぎてしまいました。
 
一つ内側の環七を走って
午後3時にチェリーちゃんの家にたどり着きました。
 
前日の朝に出発してから約35時間後のことでした。
 
運と勘、チェリーちゃんの冷静さで
帰ってくることが出来ました。
 

 
 
チェリーちゃんは車の運転は出来ませんが
いつもお出かけする時はママが出来ないことを
やって支えてくれています。
 
今回も長い時間だったのに
ママに「普通の体だったら良かったのにな~」と
思わせないくらいの補佐をしてくれました。
 
感謝です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 長い文章が苦手なのでわかりにくかったと思いますが
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
 
まだまだ続く余震に計画停電。
放射能に野菜、お水と不安なことだらけの毎日です。
でもいつか安心して
楽しい記事が更新出来る日が来ることを信じています。
 
 
 
 
DREAMS COME TRUE  
♪「何度でも」
 
                               http://i413.photobucket.com/albums/pp213/sundakib46/10_time135_006.gif
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